七里信一さんが定義するプロンプトとは?学ぶ必要性・なくならない理由を解説します!

プロンプトがなくならない理由

生成AIを学ぶと「プロンプト」という単語を耳にすると思います。

プロンプトは、生成AIに送る文章(指示文・命令文)のことです。

簡単な文章からフォーマットに沿った複雑な文章まで、さまざまな種類のプロンプトがあります。

株式会社エキスパート代表の七里信一さんは、プロンプトを特定タスク専用のカスタム生成AIを構築するための技術と定義しました。

この記事では、プロンプトの本質、プロンプトの重要性、プロンプトがなくならない理由について解説します。

プロンプトは生成AIと会話して、自分が欲しい回答を精度高く得るための技術のこと。どんなに生成AIが進化してもプロンプトは不滅です!

この記事を書いた人

高橋翔太(プロンプトエンジニア)

2023年1月から生成AIの学習を開始。2023年10月から飛翔に参加。2024年6月に「認定プロンプトエンジニア試験」合格。七里信一さんのメルマガは2013年2月から登録して購読を続けている。2013年に開催された七里さんの6000人セミナーにも参加。過去に株式会社エキスパートの商品を複数購入・利用している。

目次

七里信一さんが定義するプロンプトとは?

プロンプトとは、ChatGPTやClaudeなどの生成AIに送信する文章のことです。

AIに送る文章次第で、AIから返ってくる回答の精度が大きく変わります。

七里信一さんは、プロンプトを下記ように定義しました。

七里信一さんが定義するプロンプト

プロンプトとは、特定タスク専用のカスタム生成AIを構築するための技術。

わかりやすく言うと、自分専用の生成AIを作るために必要な文章技術のことです。

生成AIは、見積もり書作成やセミナー資料作成など、さまざまな業務を行えます。

その業務1つ1つに特化した生成AIにカスタマイズするために必要な技術がプロンプトなのです。

プロンプトが使えれば、自分の業務に特化したオリジナルのAIチャットが作れる!

こちらの動画でプロンプトの本質について解説されていますので、興味がある方は見てみてください!

動画の要約
  • プロンプトは特定タスク専用のカスタム生成AIを構築するための技術。
  • プロンプトを使ってAIをカスタマイズし、特定の業務に特化した生成AIを構築できる。
  • AIリテラシーとは日本語でAIに命令をして、特定のタスクを遂行する能力のこと。
  • 今AIリテラシーを身につければ、10年後20年後の人生が大きく変わる。
  • AI産業は大きな成長を見せており、今こそAIリテラシーを身につけるべきタイミング。

プロンプトを学ぶのは今更遅くない?プロンプトはなくならないの?

生成AIは日々進化しており、性能はどんどん上がっています。

性能が高くなった今、プロンプトを学ぶ意味があるのでしょうか?

結論、プロンプトは生成AIと会話する技術なので、なくなることはありません。

七里信一さんは、生成AIの精度が高くなった2024年7月にも、X(旧Twitter)で「プロンプトはなくなりません。」と強調しています。

プロンプトの3つの極意

・ 生成AIを段階的に動かす
・ 参考情報を充実させる
・ 思考をループさせる

プロンプトはなくなりません。
どんなにAIの性能が上がっても、 AGIが完成しても、情報の入力は必須です。


優秀な上司は指示がうまい、解りやすい。 それと一緒に、 最近みんな、AIが優秀になって、 雑な使い方している人が多いです。

プロンプトとは AIにとって優秀な上司になる技術!


引用元:Twitter

どんなにAIが優秀になっても、それを指示して使うのは我々ユーザーですよね。

適当な指示をしても、自分が求めた回答は得られません!

部下がどんなに優秀でも、上司が適当な指示をしただけでは思い通りの仕事をしないのです!

こちらの動画を見ればプロンプトの重要性がわかると思います。

動画の要約
  • 生成AIが進化してもプロンプトが完全になくなることは現状では考えにくい。
  • 生成AIは簡単な計算や情報を曖昧に記憶する能力がまだ不十分なのでプロンプトの重要性が残る。
  • プロンプトのもう一つの重要な役割として、生成AIに段階的に考えさせることが挙げられる。
  • プロンプトとプロンプトを繋げて、より高性能な回答を出すことができる。(チェーンプロンプト)
  • チェーンプロンプトは不滅なので、プロンプトをしっかり学ぶ必要がある。

プロンプトは生成AIの進化に関わらず学んでおくべき技術です。「プロンプトは不要!」と言ってる人はAIの勉強不足だと感じます。

どのようなプロンプトを学べば良いのか

プロンプトを学ぶ重要性がわかったところで、次にどのようなプロンプトを学べば良いのか解説しますね。

冒頭でも書いた通り、プロンプトの種類はさまざまあり、多くの有識者が「プロンプトの型」を考案しています。

有名なプロンプトの型
  • 深津式プロンプト
  • シュンスケ式プロンプト(ゴールシーク)
  • 七里式プロンプト
深津式プロンプトの特徴と型

【深津式プロンプトの特徴】
深津式プロンプトは、問題解決型の質問やリクエストを効果的に行うためのプロンプトのテンプレートです。

  1. 役割の明確化: AIに特定の役割を与えることで、適切な視点からの回答を促します
  2. 出力内容の明確化: 何を生成すべきかを具体的に指示します
  3. 制約条件の箇条書き: 命令や条件を明確に列挙することで、AIの出力をコントロールします
  4. マークアップの使用: 「#」などのマークアップを使用して、各セクションを明確に区分けします
  5. 入力と出力の関係性の明確化: 入力文から出力を生成することを明示します

【深津式プロンプトの型】

#命令書:
あなたは[役割]です。
以下の制約条件と入力文をもとに[出力内容]を生成してください。

#制約条件:
・[条件1]
・[条件2]
・[条件3]

#入力文:
[ユーザーからの入力]

#出力文:

シュンスケ式プロンプトの特徴と型

【シュンスケ式プロンプトの特徴】
シュンスケ式プロンプトは、具体的な目標を達成するために、ユーザーが直感的に理解できる行動喚起型のテンプレートです。

  1. ゴールの設定: ユーザーにゴールを尋ね、それをプロンプトに組み込みます。
  2. 段階的アプローチ: 複雑なタスクを小さなステップに分割します。
  3. 変数の活用: [Output1]、[Output2]などの変数を使用して、中間結果を保存します。
  4. バックグラウンド処理: 実行過程を表示せず、最終結果のみを出力します。
  5. フィードバックループ: ユーザーからのフィードバックを基に改善を行います。
  6. 柔軟性: 具体的な状況に応じてステップを調整できるようになっています。

【シュンスケ式プロンプトの型】

プロンプトの内容を理解したら、ゴールを尋ねてください。
ゴールが回答されたらプロンプトのゴールに代入して、プロンプトを実行してアウトプットとして成果物を作成してください。
アウトプットは、成果物のコンテンツのみです。
[Output1] [Output2] [Output3] [Output4]は表示しない。
[Output1] [Output2] [Output3] [Output4]から得られる成果物をアウトプットとして出力する。

==========
ここからは実行過程を表示しないでください。
実行手順:
プレビューにコマンドを表示せずにバックグラウンドで実行できるステップコマンドを提供します。
プロンプトは具体的かつ説明的な言葉を使用し、複雑なステップをより単純なサブステップに分解し、関連する変数を使用し、一貫したスタイルを持つようにします。
エラーハンドリングを含み、必要に応じてコンテキストを提供します。
情報を整理するために箇条書きや番号付きリストを使用し、ステップを説明するために例を挙げるか、箇条書きを使用します。
正確性をテストし、ユーザーフィードバックを得て、品質を向上させます。
各ステップの具体的な内容は状況に応じて異なるため、適宜調整してください。

Output:
最終的な成果物のみを出力します。

Feedback:
フィードバックがプロンプトが正しいことを示す場合、次の手順に従ってアウトプットを生成します。

七里式プロンプトの特徴と型

【七里式プロンプトの特徴】
七里式プロンプトは「8+1」の要素を組み合わせたプロンプトです。

  1. 詳細な前提条件の設定: タイトル、依頼者・制作者の条件、目的、リソースなどを明確にします。
  2. 対象プロファイルの具体化: 年齢、性別、職業、性格などを指定し、ターゲットを明確にします。
  3. 参考情報の活用: 関連する情報源や背景知識を提供します。
  4. 具体的な実行指示: 対象プロファイルと参考情報を組み合わせた指示を与えます。
  5. 出力形式とスタイルの指定: 期待する回答の形式やトーンを明確にします。

【七里式プロンプトの型】

#前提条件:
タイトル:
依頼者条件:
制作者条件:
目的と目標:

#対象プロファイル:
年齢:
性別:
職業:
性格:

#参考情報:

#名詞と動詞と形容詞を使った実行指示:
{対象プロファイル}に対して、 {参考情報}を活用して、

#出力形式(文章):

#出力形式(形):

#スタイル:

他にもプロンプトのテンプレートはさまざまあるので調べてみてください。

学ぶプロンプトに迷ったら七里式プロンプトを学びましょう!

多くのプロンプトの中から、どのプロンプトを学べば良いでしょうか?

結論、どのプロンプトを学んでも良いと思います。

ネットで調べれば使い方は全て出てきますよ。

ここで重要なのは、「体系的に学べるか」「実践で使えるか」「自分の業務に特化したプロンプトが作れるか」です!

その点を全てクリアしているのが「七里式プロンプト」です。

七里式「8+1の公式」を学べば、あらゆる業務に特化したプロンプトを作成することができます!

七里信一さんは、2024年6月2日にXで「8+1の公式は不滅」と言っています。

プロンプトは無くなりません。
8+1の公式は不滅です。


よくプロンプトは将来必要なくなる。
プロンプトの勉強をしても 意味なくなると聞きますが、 私はそうは思いません。

もちろん立場的に、プロンプトを教えているので、 七里さん、そんな事は言えないでしょ! っとツッコミがありそうですが、 プロンプトを研究すればするほど、 やっぱり必要になると結論が出てます。


その理由は、GPTsや、いま流行りのDifyですが、 結局、プロンプトを書いてます。

生成AIは、汎用性が高いので、 どんな質問にも答えてくれますが、 やはり、しっかりとプロンプトを書くと 回答精度は上がります。


引用元:Twitter

七里信一さんが開催している無料セミナーでは、七里式プロンプト「8+1の公式」を詳しく解説しています。

他にも生成AI業界のトレンドや全体像がわかるので、この無料セミナーは必ず参加しておきましょう。

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